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新着情報

今新型コロナウィルスCOVID-10で歯科が注目されています。

2020.05.05

私(花田)の緊急提言です。歯科医師会の首脳部にお伝えください:新型コロナウイルス の実効再生産数を低下させるためには、サンプリングは鼻咽腔ではなく唾液検査が第一選択です。実効再生産数を低下させるために飛沫感染の原因である唾液腺に由来する唾液のウイルスを殺菌力のある洗口剤で常に失活させることが大切です(洗口剤使用を推奨します)。受容体のACE2は唾液腺だけでなく口腔粘膜と舌にもありますので舌磨きでウイルスにより死滅した細胞と生きたウイルスを舌磨きで除去することも大切です。また、歯周病菌などグラム陰性菌のエンドトキシン(LPS)による新型コロナウイルス感染者のサイトカインストームを防止するためにこれまで以上に歯磨きとフロッシングを推奨し、歯肉炎のない状態を維持することが大切です。ウイルス性肺炎に続発する細菌性肺炎を防止するために、歯周病の治療は必須です。P. gingivalisの増殖抑制のためのアジスロマイシンの処方は緊急時ですからためらう必要はありません。歯科医院では従来とはレベルの違う高度な予防歯科(薬剤の局所塗布)でエンドトキシン血症を防止することが大切です。よろしくお願いいたします。                    

 

4日前にサンフランシスコの臨床医から緊急提言が投稿されました。

彼らはライム病の専門医でスピロヘータ科ボレリア属の細菌に対する長期抗生物質療法を行なっているそうです。

700名の患者のうち一人も新型コロナウイルス に罹患していないそうです。ライム病の長期抗生物質療法がコロナウイルス 感染を防いでいると彼らは考えています。つまり細菌性肺炎を抑えればm無症状だということになります。A Novel Plan to Deal with SARS-CoV-2 and COVID-19 Disease.Raphael B. Stricker, MD* Melissa C. Fesler, FNP-BC* What does this tell us? A strong possibility is that being on antibacterial treatment somehow protects against SARS-CoV-2 and severe COVID-19 disease.

 

鶴見大学花田先生からの歯科界に回っている提言です。

花田教授は基礎歯科医学では非常に高名な科学者であり研究者です。

その業績はhttps://researchmap.jp/read0086736

に詳しく掲載されています。

上記のニュースレターを要約すると 口腔内環境が綺麗することによって新型コロナウィルスCOVID-10の増殖を抑えることができるということです。これは季節性インフルエンザでも同様なエビデンスが得られており今回の新型コロナウィルスCOVID-10も予防としては口腔内環境を綺麗にすることが重要であると思われます。

花田教授は2020年5月5日午後8時よりNHKでこの内容について出演される予定です。

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