“口内ケア”でインフル予防 ポイント解説
2018.01.16
すでに注意報も出ているインフルエンザ。これからピークに向かっていくが、対策として手洗いやうがいは大事な心がけだ。これらを十分に行った上で、“歯磨きなど口の中のケア”もインフルエンザの予防につながるかもしれない。
■インフルエンザシーズンにすべきこと
訪ねたのは“とつかグリーン歯科”。この時期にすべきことを院長の渡辺さんに聞くと、こう答えてくれた。
1.外から入ったものを取り除く
手洗い、うがい、マスクで予防する。
2.口内に入ったものが体内に入らないよう除去
歯磨きなどの口内ケアが必要。
口の中に付着したインフルエンザウイルスは、歯の汚れなどに含まれる細菌の成分に触れることで体内に入りやすくなる。それを食い止めるには、うがいとともに細かい口内のケアも大切なのだそうだ。
実際に高齢者を対象として実験を行った大学の論文によると、口の中を特にケアした人は、インフルエンザの感染が減ったというデータがある。
1日で最も念入りにケアすべき時間を尋ねると、「基本的には帰ってきた時と、夜、寝る時だと思います」とのことだ。口の中の細菌は、夜が最も増える時間。そのため、できるだけ菌を減らして寝ることが大切だ。
■口内ケア ポイントは?
口内ケアのポイントは2つある。まず“磨く場所”。歯だけではなく、舌も細菌がたまりやすい場所だ。歯ブラシだと舌を傷つけてしまうので、棒にガーゼを巻き付けたもので優しく磨く。また、同じようにしてほおの裏側も磨く。
続いて“うがい”のしかた。水の量がポイントとなる。少ない水で強く口をすすぐと、ウイルスなどが洗い流されるのだという。ブクブクうがいをした後は、必ずガラガラうがいをして、よりウイルスを洗い流すように努める。
今後、“口の中のケア”を一層意識したインフルエンザ対策も注目したい。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20180115-00000059-nnn-soci より転載
インフルエンザ予防に口腔ケアが有効だと言う論文は岡山の老人介護施設での研究でスポットを浴びています。帰宅したら 手洗い ガラガラうがい は定番ですが 時間があれば 歯ブラシも有効です。この季節は特にインフルエンザ流行期ですので 受験生がいる家庭などでは今年だけでも実践してみてはいかがでしょうか。