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子どもに潜む恐ろしい「口腔崩壊」の実情

2018.11.30

「口腔(こうくう)崩壊」という言葉をご存知ですか?何とも恐ろしい響きです。これはまだ明確に定義されていませんが、10本以上の虫歯がある、治療していない歯が何本もある、これらが原因で食べ物がうまくかめない状態をいいます。昨年東京歯科保険医協会が小中学校を対象に行った調査では、アンケートに回答した小学校の約4割、中学校の約3割に口腔崩壊と考えられる子どもがいたと答えています。

原因として子ども自身に問題がある場合もありますが、保護者が忙しくて歯科医院に連れて行く時間が取れない、治療費の負担が難しい、乳歯はいずれ生え変わるからと考えて治療させようとしないなど、家庭全体に何らかの問題がある場合が少なくないようです。

 受診させるために仕事を休まなければならなかったり、保護者自身に子どもの歯や口のことまで構っている余裕がなかったりすると、子どものために何とかしたいと思っていても家庭だけでは解決が困難な状況がありそうです。この話を耳にする度に本当に心が痛みます。

 医療職に就いている方々、またこれから就こうとしている方々(本学の学生も含めて)の大半は、「人を助けたい」、「人の役に立ちたい」と考えてこの道を選ばれていると思います。実際、医療機関を訪れる方々、医療サービスの提供を受けられる方々に対し、医療スタッフは本当にさまざまな形で患者さんを助け、心の支えになっています。

 しかし、口腔崩壊の問題も含め、手が回っていない、目が配られていないところにこそ実は助けを求めている人が大勢いるのに、その方々にとって医療、ひいては社会全体がものすごく遠くにあるような気がしてなりません。元気な子どもの笑顔であふれる社会になるべく、この距離を縮めるためにできることを、未来の医療人を世に送り出す立場から今一度考えていきたいと思います。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181130-00000080-dal-hlth


より転載

この問題はネグレクト 幼児虐待とも関連しています。学校検診で多歯に渡って虫歯があり治療勧告に応じない子供は要注意です。特に学童は自分一人で医療機関に受診することはまずありません。医療に関して 治療に関しても親の同意が必要です。それをやらない保護者は幼児虐待を疑われる要素となります。

またお国柄も関係してきます。アジア圏では産後で直ぐにいわゆるおじいちゃんおばあちゃんに子供を預けて保育してもらうという習慣が一般的です。そうすると在日の外国籍の方だと日本語が話せないから連れていけないとかいうことになります。

この新宿区でもそのことは問題視されていて 行政と歯科医師会で英語 中国語 韓国語 タイ語 フィリピン語などのパンフレットを用意しています。

子供の歯は生え変わるから治療しなくてもよい なんていうのは大間違いで 子供の発育・成長にも関連しますし。永久歯の生え方や永久歯の色とかにも関連してきます。

口腔崩壊 って今キーワードの一つです。

ただし 口腔崩壊している人と全く虫歯がない綺麗な口の中の子供の二極化をしていることは付記宇しておきます。

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