堀ちえみさんが闘病を公表した舌がん 口内炎と見分けるには?
2019.02.20
タレントの堀ちえみさん(52)が19日、ステージ4の舌がんと診断されたことを自身のブログで公表した。
舌がんは、唇や歯肉、上あご、頬の粘膜など、口内などにできる 口腔 がんの一種で、全体の半数以上を占める。従来、口腔がんは男性に圧倒的に多かったが、近年、女性の比率も増えている。喫煙や飲酒、合っていない義歯や虫歯による慢性的な刺激などが発症リスクを高めるといわれている。
舌がんは舌の横の部分にできやすく、口内炎と間違われやすいが、柴原孝彦・東京歯科大学主任教授(口腔顎顔面外科学)によると、両者には大きな違いがある。暴飲暴食などでできた口内炎なら1週間から10日ほどで治るが、舌がんの場合は治らない。また、通常の口内炎のような痛みを感じないことも、舌がんの特徴だ。
堀ちえみさんの場合、昨夏から口内炎を疑っており、柴原教授は「もっと早く、専門の歯科医師・医師に相談することが必要だった」と話す。ただ、首のリンパ節への転移は致命的とはいえず、舌の半分を切除する手術についても「まだ年齢も若いので、リハビリによって、会話・ 嚥下 能力も元と同じくらいに回復するのではないか」と言う。
柴原教授は、口腔がんの早期発見のために、3か月おきぐらいに口の中全体をしっかり診てくれるかかりつけの歯科医を持つことを勧めている。
(藤田勝 ヨミドクター副編集リーダー)
なんとも切ないニュースです。
いわゆる口内炎っていうのは まん丸で中が白くて円形でその周囲が赤い境界線で結ばれているっていうのが 歯科学的には口内炎なのですが。
胃がんや内臓系のがんと違って見えるところにあるのに意外と放置されている場合があるんですよ。ただの口内炎だろうって。いわゆる口内炎であれば2週間程度で治ります。
私も歯科口腔外科にいた経験から2-3週間経っても治らないときには組織検査ができる大学病院等に送ったりしています。そして新宿区四谷牛込歯科医師会は東京女子医大の歯科口腔外科と直接連携して画像をメールで添付して すぐ来たほうがよいのか 経過観察すべきか を鑑別するシステムが構築されています。
舌がんとしてはかなり進んだ状況ですが 本人の元気と闘病に向かう姿勢を信じてご快復をお祈りするばかりです。
がん全体の中では舌がんや歯肉ガンはかなり確立が低いガンですが見えるところにできるガンなので虫歯や歯周病の健診一緒でかかりつけ歯科医を持つことって大切なんですよね、
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190219-OYTET50022/?fbclid=IwAR2Aq03ienzFbSG8eku6ZzF2D8XHNtaxo9KwnvGcNzoU3rHBwe0nBD_QuS4