「麻酔」のテクニックは施術者によって大きく差が出る
2019.07.05
【Q】麻酔が怖くて仕方がありません。痛くない麻酔ってありますか?
【A】あります。といっても、痛くない麻酔とは「技術」です。針を刺し入れる位置、刺し入れる角度、針の太さ、薬液の温度、薬液を入れるスピードをいかに見極めて実践するか。それが、その技術です。針を刺す箇所の表面にあらかじめ麻酔液を塗るのも有効です。さらにいうと、患者さんが緊張しない雰囲気づくりや、くちびるなど他の部位を触ることによって痛みを散らしたり……と、麻酔のテクニックは施術者によって大きく差が出る部分でもあります。
注射器が怖いとか、痛いのが苦手なのは決して恥ずかしいことではありません。ガマンせず、歯科医師に「麻酔を打たれるのが怖い」と率直に伝えるべきです。そのように訴えても痛い麻酔しかしない(できない)歯科医師は、親身になって考えてくれない人か、そもそも技術がないと判断して、医院を変えることをオススメします。歯科医院を選ぶうえで重要なのは、技術はもちろんのこと「親身になってくれる人柄なのか」です。
以前、麻酔が苦手な38歳の男性患者さんがいらっしゃいました。通院し始めてすぐの頃は、「麻酔をします」と伝えると、アッという間に顔から血の気が引き、冷や汗をかいていました。子供の頃からとがったものが苦手だということに加え、小学4年生のときに歯科医院で皆から寄ってたかって押さえつけられて麻酔を打たれたことによる恐怖心がずっと拭えずにいたそうです。そこで、治療をする前に歯と顎の模型を使い、どの辺りにどのように麻酔を打っていくのかを説明し、痛くない注射ができることをお伝えしました。最初は半信半疑だった患者さんは、説明を聞いているうちに平静さを取り戻し、納得して麻酔を打たせてくれて、その日を境に苦手だった麻酔を克服することができたと言ってくださいました。
自分にとってストレスのない治療をしてくれる医院を探すことは、人生や生活の質を上げるための重要なポイントになる。僕はそう考えています。
(北沢伊/斉藤歯科医院院長 構成/小澤美佳)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190705-00000023-nkgendai-hlth&fbclid=IwAR1S92VnjUgyH-HXz87i4jdqxT3HN2cugy083nvsbS15SEXKyhuTkRKfED4
より転載
麻酔するんですか?とかよく患者さんに聞かれます。麻酔って我々は痛みを和らげるために打つのですが 「歯医者行って麻酔打たれた」とかよく聞きます。内科行って「点滴された」「ワクチン打たれた」とかあまり聞きません・。なぜか歯医者が打つ麻酔は打たれたとかいうイメージです。
しかし今の世の中道具も進歩して当医院では極細の針を使用してさすときの痛みを抑制しています。そして極細の針なので圧力を加えすぎると痛みが生じるので コンピューター制御の麻酔液注入用の機械を使います。そして十分な麻酔を効かせる時間をとって治療を開始します。それでも痛みがひどい場合は神経ブロックの麻酔の手技も取得していますので下顎とかは神経ブロックをして除痛に努めています。