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予防歯科

PMTCについて

PMTCについて

最近よく聞かれる言葉でPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)があります。
いわゆる歯のクリーニングです。具体的には歯科医師、予防歯科看護婦、歯科衛生士らの特別な訓練を受けた
専門家により、器具とフッ化物のペーストを用いて全歯面の歯肉縁上、および歯肉縁下1~3㎜のプラークを
機械的に選択除去する方法 (Axelsson, Lindhe, 1981: J.of Clinical Periodontology)です。


 

PMTCの効果

  • 通常のブラッシングでは歯肉辺縁にプラーク(歯垢)が再形成されるのに1~2日かかるが、PMTCを行うことによりさらに何日か遅らせることが出来る。
  • 歯肉が腫れぼったい。
  • PMTCを行うことにより、歯ぐきより上(歯肉縁上)ならびに歯ぐきより下(歯肉縁下)1~3㎜のプラークを除去することができる。
  • 反復してPMTCを行うことで、歯ぐきの下の細菌の割合(歯肉縁下細菌叢)の構成に影響を与え、さらに歯周病の原因となる(歯周病原性細菌)細菌の数も減少する。(Siegrist et al.1982;J.Dent Res)さらに歯ブラシが到達しにくい隣接面に付着する S.mutansなどの虫歯の原因菌にも効果的であると予測できる。
  • 歯質の強化 フッ素入りジェルを用いることで再石灰化を促進し歯を強化します。

 

         PMTC

 

 

 

なぜPMTCが必要なのか

歯周病の原因としては、口の中の細菌のうち空気があまり好きではない性格を持つ細菌が歯ぐきの近くで増殖して、
その細菌によっておこる感染症です。
また虫歯は口の中の細菌のうち空気を好む性格を持つ細菌が歯の表面を徐々に溶かすことによって起こります。
歯垢・プラークと呼ばれるものはその細菌と細菌が作った物の塊です。その塊はちょうど排水溝の粘ついて
くっついているように歯表面とくっついています。その状態をバイオフィルムと言います。

このバイオフィルムを形成した細菌の塊は下の図にあるように抗生剤や身体が自然に持つ防御機能を持つ白血球とかも
跳ね飛ばしてしまいます。このバイオフィルムの除去には日常家庭で行うブラッシング・歯磨きと歯科医院で専門的な道具を使って行うPMTCが必要なのです。

※バイオフィルム構造は家庭の排水口のぬめりと同じ構造です。つまり、こすらないとネバネバしたものは除去することが出来ません。


 

            なぜPMTCが必要なのか

 

 

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